チンチン電車の音
明治150年「京都の交通事始め」の企画展を観に行ってきました。
会場には、明治28年に創業した日本初の一般営業用の路面電車である京都電気鉄道(京電)や京都市電(市電)の写真が展示されていました。
私は電車が大好き!…って訳じゃないのですが、
“京都人が新しいもの好き”について調べたかったので、梅小路公園まで行ってみました。
「おぉ、当時はこんなところに路面電車が通っていたのか!」
と写真を観て、驚きの連続でした。
それらの写真は、フィルムで撮られた白黒写真やカラー写真でした。
デジタル写真がない時代に撮られたもので、どこか懐かしい風合い。
耳をすませば、チンチン電車の通る音、街のにぎわいが聞こえてきそうでした。
時代の変化、街の変化を振り返って観られるのも写真の良さなんだと思います。
表現のための写真でなく、記録としての写真の価値を改めて感じました。
ドラえもんじゃないけど、タイムマシーンで昔の京都にタイムスリップしたかのような楽しい感覚でした。